『一ノ関の二大渓谷』。「岩手を旅するときは立ち寄るように」。いろんな人から言われました。どうやらただの景勝地というわけではないようです。この2つの渓谷
石を投げて願をかける『運玉』。渓谷を滑空する団子『かっこうだんご』。自慢の風景に加えて、独創的なアクティビティを楽しむことができるとのこと
【猊鼻渓】
岩手県、一関にある『猊鼻渓』にやってきました〜😆
さすが日本100景❗️
渓谷の壮大さに圧倒されたり
運玉投げたり(なんと『願』が穴に😵)
船頭さんの歌を聴いたり
船から魚に餌やったり老若男女、楽しめます❗️🙃
鯉、ウグイ、カモ🦆
お前ら、カワイすぎ😆#旅行好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/SyoDnRqoU0— ヒロ@旅行×哲学 (@47fkin) October 6, 2019
ということで今回は一ノ関二大渓谷の1つ、猊鼻渓(げいびけい)の旅を綴ります(^^)/
猊鼻渓の魅力・注意点
まずは魅力と注意点からどうぞ!
魅力
・渓谷美を楽しんだり、泳ぐ魚に餌をやったり、運玉を投げて願をかけたり、船頭の舟歌に酔いしれたり。猊鼻渓の楽しみ方はいろいろ。3世代家族旅行も家族全員が楽しめることでしょう! ② 舟
・新緑と紅葉の茶席舟。深雪のこたつ舟。猊鼻渓の舟下りは季節ごとにもてなし方を変えます。バリアフリー搭載、ペット可。貸切舟や舟上結婚式なんかも。観光客に優しい舟ですね!

注意点
・悪天候や設備工事のため舟下り運休の場合があります
運行情報は下記からチェック!
猊鼻渓公式サイト
猊鼻渓
さて。猊鼻渓へ向かいましょう。町中には『げいび渓舟下り』の看板がたくさん。案内にしたがって進むと、砂鉄川にでます。そして川沿いには土産屋や食事処がたくさん。この川を舟で上るのです(^^)
船着場から出発
船着場前はこんな感じ。土産屋、食事屋の一番奥に舟下りのチケット販売所があります。大人1人1800円です
舟の運航は1時間に1本くらいなので、予め乗船時間を決めておくべき。そして時間に余裕を持ってチケットを買っておくべき
平日のこの日でも満員です。土日は目星をつけていた便に乗れないなんてこともありそうですね。混んでたら混んでたで臨時便が追加されるようですが、、、
下記参照です(^^)/
猊鼻渓 料金・アクセス
そんなこんなで往復90分の舟旅がスタート。三好ケ丘とよばれる船着き場をめざします
出航してしばらくは渓谷というより、山の中を進むといった感じ。穏やかな川の流れ。緑々と生い茂る木々。神秘的な静寂で包まれています。別次元を漂っている。そんな心持ちですね
すれ違う舟客に手を振りながら、ゆっくりと遡上していきます
猊鼻渓には小さな名所が点在。その都度、船頭さんが解説してくれます
・毘沙門天が祀られた小さな鍾乳洞。舟上から賽銭を投げ入れる。入ると鐘の音が鳴り、願いを祈ることが可能。入らなければただの散財
・水温と大気に温度差のある朝、岩のくぼみから霧がたちこめます。その様相はまるで雲を吐く怪物とのこと
・山藤が絡みついた岩。毎年5月に薄紫と白の花が咲き乱れるようです
・名所ではないですが、猊鼻渓の断崖絶壁には、松や白樺の気が根付いています。わずかな段差に根をはり、陽を浴びる。生命力のある光景です
川にも見ごたえある光景が。ウグイや鯉、カモがたくさん。舟と並行しながら泳いでくれます。ずっと追いかけてきます。ずっと
ついてくる理由は舟客がエサをやるから。船着き場でエサが売られていたようですね。子どもたちが投げ入れていました(^^)
しばらく景色と生き物と愛でていると、舟は深い渓谷へ突入。左右には30mはあろう岩山。人間の話し声は直立の崖に反射し、こだまします。静寂が際立つ神秘的な空間にやってきました
ここまで来ると岩も複雑怪奇に。凌雲岩、あまよけの岩、壮夫岩、少嫁岩、錦壁岩、馬髭岩、仙帯岩、大猊鼻岩、などなど。特徴的な形がそのまま名前になった岩がたくさん
たくさんありすぎて、どの岩がどの岩だか覚えられない。ただ、あまよけの岩は印象的に残ります。川に向かって前のめりになった岩。「雨の日は雨宿りに最適だな」と思ったりします
三好ヶ丘を散策
三好ケ丘に到着。舟をおりて20分ほど散策できます
遊歩道が伸びているので、ピクニック気分で自然を満喫すること可能。左右にそびえ立つ花崗岩。真近から見上げるその姿は圧巻です
しばらく進むとこんな口の開いた断崖絶壁が。三好ケ丘の最奥。折り返し地点になります
こちらでは猊鼻渓で1番楽しいアクティビティに挑戦できます。運玉です
「福」「縁」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」。10つの漢字が彫られた石が屋台にたくさん。叶えたい漢字の石を5つ手に取り、河原へ。対岸の絶壁にポッコリ空いた穴。そこに石を投げ入れることができれば願いが叶うとされています
舟客は皆、まるで子どものよう。はしゃぎながら玉を選び、はしゃぎながら玉を投げています
穴は直径1mくらい。思ったより小さい。穴までは15mくらい。思ったより距離がある。玉も円形なので曲がったり。けっこう難しいです(>_<)
ぼくは「寿」「願」「絆」「運」「縁」を投げつけましたが、入ったのは「寿」のみ。けっこう自信あったんですけどね。1ストライクとってからのフォアボールという成績でした
ちなみに玉は5つで100円です。再チャレンジも可能。よほど悔しいのか10個、15個と投げる小学生もいました。猊鼻渓に訪れる際は、ぜひチャレンジしてみてください(^^)/
感動の舟歌
そんなこんなで三好ケ丘の散策も終了。再び舟に乗り猊鼻渓を折り返します
舟上から見える猊鼻渓の名所は往路で解説済み。そのため復路は船頭さんが猊鼻渓の豆知識を教えてくれたり、適当に話題を振ってみんなで談笑します
例えばこんな話、、、
この金色の鯉、見えるか見れないかは5分5分とのこと。でも運良くぼくは見ることができた。冒頭、オレンジの鯉の隣に泳ぐ鯉がそいつです(^^)
という感じで鯉の話を聞いていると、天気が回復してきます。金色の鯉のご利益なのでしょうか。青空が。やっぱり光が差し込んだ方が緑が映えますね(^^)
そして復路を半分進んだここからは舟歌の時間です。旅の締めくくりとして船頭さんが伝統的な歌を披露してくれます
【猊鼻渓】
船頭さんの歌。味のある曲調です😆
歌い出しは鳥肌モノ‼️
賑やかな談笑がパッと止み、歌声が渓谷に響き渡ります😙神秘的なヒトトキに感動〜🥺#旅行好きな人と繋がりたい#岩手 pic.twitter.com/hcH2S1cfRK
— ヒロ@旅行×哲学 (@47fkin) October 7, 2019
伸びのある美声が渓谷に反響。猊鼻渓の静寂さと力強い歌声のコントラストに鳥肌が立ちます。旅のフィナーレに相応しい見事な舟歌です(^^)
旅のまとめ
船着き場まで戻ってくると、すっかり晴天。写真家が撮るような見事な写真を撮ることができました(猊鼻渓奥地で晴れてほしかった、、、)
壮大な花崗岩の渓谷風景もさることながら、鯉やカモと並走したり、運玉に挑戦したりとアクティビティ豊富な猊鼻渓。老若男女、誰でも楽しめる。そんな観光地です。東北で自信を持ってオススメできる場所ですね(^^)
今回は以上!
猊鼻渓を十二分に楽しんだぼくは、車を走らせ一ノ関市の西側へ。二大渓谷のもう片方、厳美渓(がんびけい)へと向かいます。なんとこの日は渓谷をハシゴです(^^)/
それでは、また!