一ノ関の2大渓谷。午前中は猊鼻渓(げいびけい)を観光。投石で願をかける『運玉』と、船頭が歌う『猊鼻追文』を堪能
そして午後。お次は厳美渓(げんびけい)です。ここの名物は『空飛ぶだんご』。猊鼻渓の『運玉』に負けず劣らずの奇怪な名物があるとのことです
【厳美渓】
岩手県、一関にある『厳美渓』にやってきました〜😆
ゴツゴツ岩の渓谷美🏞
ですが、ここの見所は、、、空飛ぶ団子🤤🤤
綱渡し式の『かっこうだんご』です❗️板をトンカチで叩くと籠が渓谷を超えて対岸へ。数秒後にだんご入りで戻ってきます🍡
楽しい‼️#旅行好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/UsGheJskja
— ヒロ@旅行×哲学 (@47fkin) October 6, 2019
ということで今回は厳美渓の旅を綴ります
なんと1日に2つの渓谷をハシゴ訪問です(^^)
厳美渓の魅力・注意点
まずは魅力と注意点からどうぞ
魅力
・厳美渓にはゴツゴツの岩がたくさん。岩を縫って走る渓流には自然の力強さを感じます
・厳美渓名物は空飛ぶだんご。藁の籠に代金を入れ、木板をトンカチで叩き、団子を受け取る。その稀有な販売方法は一見の価値あり
注意点
・『かっこうだんご』の購入場所となっている石畳は足場が最悪。石畳の端は崖。こども連れの方は細心の注意を
厳美渓
スタートはこちらの『天工橋』。厳美渓の入り口にかかるシンボル的な橋です。付近には食事処、土産屋が並び、吊り橋のわきから石畳に降りることができます
橋からの景色はこんな感じ。ゴツゴツ岩の連なる地形を渓流が走ります。厳美渓の特徴的な風景です
渓流の真横には石畳。片岸にだけ広がっています
奥の方。なにやらたくさんの人が集まっていますね。行ってみましょう
石畳
石畳に降りました。畳と呼ぶには段差がありすぎますね。前日には雨も降ったらしく、足場最悪です。小さい子ども連れの方は気をつけた方がよさそう
さて。橋の上から見た人が集まる場所。この屋根つきの休憩所です。渓谷美を観賞しているのかと思ったら、みんな眺めている方向が違います。何を見ているのやら。近づいてみると、、、
なんと渓谷を横切って藁籠が飛んでいました。シャーッ、シャーッ、シャーッと。行ったり来たり。なるほど。これが厳美渓名物『空飛ぶだんご』ってやつですね。みんなこの摩訶不思議な光景を眺めていたというわけです
対岸に建つ『郭公屋』という団子屋さんから、団子が送られてきます。高低差を活かした面白いアイデアです。ということでぼくも買ってみます
かっこうだんご
【厳美渓】
空飛ぶ団子、『かっこうだんご』🍡
お金を桶に入れます。
トンカチで叩きます。
桶が対岸に引っ張られます。
厳美渓を眺めます。
だんご入り桶が、シャーッなります。みたらし、ゴマ、こしあん。
モッチモチで美味〜🥰#旅行好きな人と繋がりたい #岩手 pic.twitter.com/1athjqbmY5— ヒロ@旅行×哲学 (@47fkin) October 7, 2019
『かっこうだんご』はあんこ、みたらし、ごまの3本で1パック。お値段400円です。購入の流れはこんな感じ
② 準備ができたら、木板をトンカチで叩く
③ 籠がシャーッてなる
④ 待つ
⑤ 籠がシャーッてなる
⑥ 団子と緑茶を受け取る
けっこうワクワクします。籠が手元に届く瞬間とか感動です。こどもはみんな大はしゃぎ。気持ちが分かります
送られてきた『かっこうだんご』です。緑茶も付いてきます。パッケージ、趣ありますね。創業は1878年(明治11年)なんだとか。歴史長いですね。賞味期限短いです
箱からでてきた団子たち。もっちもちというよりは少し固めの食感。その分歯ごたえがあって味わい深いといった感じ。舌触りの良いあんこ、みたらし、ごまと相性抜群です。美味しい
団子ってたいてい1串に3つか4つ。ですが『かっこうだんご』には5つついています。理由は昔から厳美渓周辺の地域が、五串(いつくし)村と呼ばれているからだそうです
5×3=15。すこしボリューミーかもしれません
ちなみに休憩所のベンチからは厳美渓の渓谷美を眺めることが可能。美味しい団子と美しい風景に心満たされます
郭公屋
さて。ちょっと気になったので『郭公屋』にも行ってみました。お店でもイートインできるようなのです。再び橋を渡って対岸へ。正面からの外観はこじんまりしたお団子屋さんですが、、、
裏手に回るとビックリ。赤い野点傘が目を引く緑豊かな庭園がありました。『郭公屋』の外観もまったくの別物。明治、大正、平成を感じさせる歴史的な様相をなしています
「にぎやかな場所より、静かな場所で落ち着いて団子を食べたい」という人は『郭公屋』で直接だんごを買った方が良いかもしれません
遊歩道
食後の運動といきましょう。厳美渓には渓谷をぐるっと囲むように遊歩道が伸びています。距離も傾斜もない。散歩感覚で歩けます
御覧場橋で折り返す、30分周遊コースを散歩してみました
遊歩道はこんな感じ。緑の道を歩き、吊り橋を渡り、石畳を進みます。いろんな景色を楽しむことが可能です。右下の写真のようなオープンスペースは、『かっこうだんご』の場所以外にもいくつかあるようですね
オープンスペースからはこんな風景。とても楽しい散歩になりました
旅のまとめ
次の目的地『松島』の風景
厳美渓には公園のような親しみやすさがある。厳美渓を旅した感想です
一ノ関の2大渓谷。同じ渓谷でも、厳美渓は猊鼻渓と違って山奥にあるというわけではありません。適度な自然の中に適度な数のお店、遊歩道、オープンスペースがある。観光客の数も多くもなく少なくもなく。居心地の良さを感じることができます
そんな居心地の良い場所で『かっこう団子』を楽しむ。理想的な休日になること間違いなしです。岩手を旅行の際はぜひ立ち寄ってみてください
今回は以上です
次回は宮城へ。仙台から『松島』に行こうと思います
それでは、また