マサイ語で『巨大な穴』を意味するンゴロンゴロ。数百年前の大噴火によって形成されたクレーター。その中に広がる壮大なサバンナです。山手線内域ほどの面積を誇ります
セレンゲティ&ンゴロンゴロ3泊4日ツアー。最終日のこの日はンゴロンゴロを駆け巡ります。6時間たっぷりサファリです!
ンゴロンゴロはセレンゲティを満喫したあとに訪問。セレンゲティの旅行記はこちら
ンゴロンゴロ自然保護区
巨大な穴を降下
朝8時。キャンプ地を出発。クレーターを降りていきます
降りる途中でも、8倍双眼鏡を覗くと動物がチラホラ。シマウマやヌーといった中型動物であれば識別可能です。マジ興奮
クレーターの底に到着
見渡す限りの大草原。野生動物がウジャウジャ。大地と空の境界線を見ると、ここが巨大なクレーターであることが分かります
これから6時間。たっぷりとンゴロンゴロを駆け巡ります
ンゴロンゴロの動物
最初に遭遇したのはバッファローの群れ
かなり接近。しかし気にせず草をムシャムシャ。人間がンゴロンゴロを走り廻るのに慣れているのでしょう
カーブした立派な角を持っています。「ライオンなど肉食動物に襲われたときは角で応戦する」。wikiにはこうありますが。カーブしすぎて敵に刺さらなそう、、、
ンゴロンゴロのバッファローは別名アフリカスイギユウ。なるほど、牛のようなボディです。「焼肉にしたら美味しいそうだな」とか思ってしまいます
お次はこちら。サバンナの掃除屋、ハイエナ
草の絨毯のうえでゴロゴロ。日向ぼっこしてます。こう見ると無邪気な犬と同じ。意外とかわいくみえてきます
しばらくすると2匹のハイエナがヒョッコリ。どうやら3匹家族のようです。巣穴から出たり入ったりしています
左下の茶色いのがこども。耳が丸く、目に潤いがある。その姿からは獰猛さを感じられません。キャンキャン、キャンキャン。わんぱく小僧といった感じ
ハイエナが戯れている反対側。ヌーの群れがゆっくりと移動してきました
やはりンゴロンゴロでは、動物との距離が近い。セレンゲティではここまで近く寄れなかった、、、
高解像度で撮影可能。みんな夢中になってパシャパシャ
ヌーも人馴れしているせいか、ランドクルーザーの真横を歩いてくれます。ンゴロンゴロのヌーはサービス精神旺盛です
頭上にはヌーを見据える一羽の鳥。ハゲワシです。
木の上からエサとなる動物の死骸や、肉食動物の食べ残しを探しています
頭、ハゲてます
草原にはハゲてない鳥も。サギの仲間でしょうか。カッコイイ
こちらはガゼル。一際大きなオスのガゼルです。時折り立ち上がり、周囲を警戒しています。4日目でやっとガゼルとインパラの区別がついてきました。ガゼルの方がインパラよりも黒みが多い気がします
なんだかンゴロンゴロにいる動物はセレンゲティにいる動物よりもサイズが大きい。アフリカゾウもひとまわり大きい。さすが地上最大の動物といったサイズです
よく見ると、後ろ足の股から何か伸びています。「小ゾウが鼻から生まれかかっている?」「ならばこいつはメスか!」と推測するぼくら。しかし、ガイドから「いやいや。こいつはオスだ。つまりアレはアレだ」と衝撃の事実を知らされます
なるほどアレも地上最大というわけですね
陽が最も照る午後2時。1匹のオスライオンに遭遇。こちらに向かって歩いてきます
ランドクルーザーの真横を通り抜ける光景。迫力満点です
メスライオンたちもやってきました。群れだったようですね。オスライオンに気を取られて真横を通り過ぎるまで気づきませんでした
茂みに向かって歩いていきます
このときの気温は32度。ライオンも暑さに耐えかねて木陰を探していたのでしょう。木陰に入るなりあくびをしながら倒れ込みます。見た目は凶暴ですがネコはネコですね
ンゴロンゴロのシマウマ
最後にシマウマを紹介。4日間のサファリで完全にファンになりました。こいつらどこにでもいる。サバンナの生態系において、縁の下の力持ち的存在です
白黒のストライプ。振り子時計のように揺れる尻尾。寂しげな垂れ目。なんといっても夢中になって草を食べる姿が愛らしい!
ときにはカッコよく仁王立ち。警戒心を強めているのかジッとこっちを見てきます。しばらくにらめっこすると、、、
敵ではないと判断したのでしょうか。仰向けになってジタバタ。背中の痒みを取りのぞきます。駄々をこねるこどものようです
その後
「見てんじゃねぇ!」と、怒りの形相で睨まれました
こちらはシマウマの赤ちゃん。まだ茶色と白のストライプ
「生後3日くらいだろう」とのこと。この生まれたてのシマウマが1番襲われやすいんだそうです。頑張って生きのびてくれ
ガイドから聞いた話
つまり草食動物は横向きで寝ると爆発するらしい
野生動物の面白い生態を知ることができるのも、サファリツアーの魅力のひとつです
旅のまとめ
ということで3泊4日、セレンゲティ&ンゴロンゴロサファリツアーが終了。名残惜しくもンゴロンゴロのクレーターを出発。アルーシャへと帰ります
サファリを振り返ってみると「ポケモンの世界ってこんな感じなんだろうな」という変な感想を抱きます
広大な大自然に野生動物(ポケモン)がたくさん。エリアによって現れる動物が変わる、、、
草原には
ダチョウ(ドードリオ)
茂みには
ハイエナ(グラエナ)
水辺には
クロコダイル(オーダイル)
出現率もシマウマやヌーがポッポ、コラッタだとすると、サイやジャガーは伝説のポケモン。見れたらラッキー
そんな野生の世界をランドクルーザーで駆け巡り、たくさんの動物を捜索、遭遇、観察。ガイドからは動物のおもしろい生態を教わり、夜はテントで野宿。世界中どこを探してもこれほどエキサイティングなツアーはありません。総額6万円かかりましたが、安いとさえ思えます
ミーアキャット
オカピ
サーバル
ゴリラ
アフリカにはまだ見ぬ動物がたくさん!
ということで。また来ます。アフリカ
今回は以上です
それでは、また
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