さて、今回は『クスコ』から山登りす
目的地は『レインボーマウンテン』
どういう山かって言うと、名前の通りそのまんまですね(笑)
種類の違う砂や鉱物が1層1層連続して連なったカラフルな山です
『クスコ』に滞在して分かったんですけど『クスコ』周辺の人気観光地は3つだけ
『マチュピチュ』『セイクリッドバレー』、そして『レインボーマウンテン』です
今回はそんなレインボーマウンテンに登ってみた!ってお話(^^)
『クスコ』旅行記、第2話目(全4話です)
早速見ていきましょう~(^^)/
レインボーマウンテンへ移動、登山開始まで
出発は朝3時、、、
早すぎ‼
実は南米ってどのツアーも朝が早いんです
なぜなら片道4時間とか、移動にすっごい時間がかかるから
ただでさえ、日本の何倍もある国面積なのに主要な観光地は人里離れた辺鄙な地にあります。そして移動手段はバスのみ
南米のどの国でもアンデスの山を超えるか、砂漠を超えるか、アマゾンの熱帯雨林を進むか、、、
いずれにしても、魅力的な観光地は移動自体がとっても大変なんですよ(>_<)
マチュピチュが良い例ですね
次の次の記事に書きますが、マチュピチュツアーのときは『クスコ』から片道14時間かかりました(笑)
今回は片道3時間の旅。序の口です(*’▽’)
(ちなみにお値段は約5000円です)
バスに揺られること3時間、、、
いや、爆睡してたので体内時計では30分くらいで登山出発地に到着しました(^^)
こんな山しかない場所に落とされます
落とされてまず気づくことが、、、
ここ、めっちゃ寒い!!
いや寒すぎ!
真冬の北海道くらい寒いです
氷点下10度とか、、、
凍え死ぬわ(*’▽’)!
地面の冷気が靴底を貫通し、足を貫通して骨まで届く、、、
大袈裟ではありません、、、激寒!!
クスコも朝は冷えますが、ここは異常です
その理由は標高の高さにあります
なんと出発地点のこの場所は標高4200mなんだとか!
富士山のオーバー500m、、、
そりゃ寒いはずですね(^^)
みんなしっかり防寒
ツアーで提供されるホットコーヒーとパンの朝食をいただきます
ん?待てよ、、、
、、、
え、、、?
ってことは、レインボーマウンテン登ったら5100mだからもっと気温が下がるってこと?
なにそれ、、、
行きたくない!
内心、そんなこと考えながら午前7時。いよいよ登山開始です
登山開始~レインボーマウンテンまで
あ、でも太陽が出てくると温かいですね!
天気が良くてよかった~
曇っていたら凍死していたかもしれません(*’▽’)
最初は参加者全員がペースを合わせて歩いていきます
言っておきますが、最初だけです
途中から心臓破りの坂が出現し、肺が圧迫され、苦しみに悶えます
4000m~5000mの空気の薄さはハンパないです(>_<)
標高4500mくらいの坂
こんな坂はまだ可愛い方ですね
いや~しかし、あたり一面絶景です(^^)
アンデスの山ってどの山にも目に見えないオーラを発しているような荘厳さを感じます
基本的に火山活動によって隆起した山々なので、他の山に比べてボリューミーというか、ゴツいというか、なんというか
ひとつひとつの山が日本でいう富士山のように力強さがあるというか、、、
ポケモンでいうと白銀山とかそらのはしら、テンガン山みたいな、、、
分かってもらえただろうか(笑)
そんな偉大な山々にはアルパカがめちゃくちゃたくさんいます
これはおそらく野生でしょうね
こんな場所で放牧している民家とかなかったので、、、
あと、こいつらにはもう近づきません!
前回の記事でアルパカとリャマは近づきすぎると痰飛ばしてくるって分かりましたからね(*’▽’)
こんな空気の薄い場所で、痰吐き飛ばされた不快感を抱きながら登山なんて嫌(笑)
遠くから眺めます
こんな山間部をひたすら進んで行きます
標高4500m超えって言っても、坂でなければ普通に散歩
呼吸は乱れません
そんな平坦な道を50分くらいですかね
50分は四方に広がるこんな美しい高山景色を眺めながら、登山を楽しむことができます
気分も爽快です(^^)
、、、が、しかし‼
楽しかった登山も終わり!
心臓破りの坂、出現です(*’▽’)
ここはもう標高5000m。富士山より1500mも高い場所!
ま~ッ、しんどかった‼
日頃運動してない僕の肺はけたたましく悲鳴をあげ、心臓はまるでラストスパートをかける洗濯機のようにドッドッドッ!と鼓動します
呼吸音も「ゼぇ、ゼぇ」から「ヒューッ、ヒューッ」に変わっていく
ダルイ、、、とにかくダルい!
心臓破りの坂では10m歩いては休憩30秒
10m歩いては休憩30秒、10m歩いては休憩30秒
その繰り返しで少しずつ少しずつ前進するしかありません
心臓が破裂しないか本当に心配でした(笑)
頑張れ!三杉くん‼(キャプテン翼より)
あとちょっとだ!
どうやらこの坂を上りきった対面にレインボーマウンテンが広がっているそう
いやッキッツイ!(>_<)
傾斜60度。最後の試練です
レインボーマウンテンの絶景
ん~ッ、、、登りきった~‼
そして眼前に広がるのが、この景色である(*’▽’)
ホントにカラフルでレインボーなんですねぇ~不思議です
ポスターやポストカードでよく見る写真はこの角度ですね(^^)
何千、何万年前の噴火や地殻変動で、異なる時代の火山物質が並行して表面に押し出されたために、こんなレインボーストライプな山肌になったとのこと
何万年前とか(笑)
壮大すぎて頭がついていきません
単純計算で富士山の1.5倍はパワースポットですね(^^)
あと万ということは千の100倍、、、
屋久島の縄文杉の100倍はパワースポットということでしょうか?(きっとそんな単純な話ではない、、、)
レインボーマウンテンの逆側。振り返っても見ても素晴らしい景色が広がっています
中央のあの雪山、とっても神々しいです
「あれがギリシャ神話に登場するオリンポス山だ!」とか言われても信じてしまいそうな
そんな儚くて神聖な外見をしています
登山はここで終了です
は~ッ。お疲れ様でした~~~
7時から登り始めて、ここに着いたのが9時過ぎ
なので2時間はひたすら山を登ってきたってことになりますね(*’▽’)
いや~よく頑張った‼
お気づきかもしれませんが、このレインボーマウンテンツアー
レインボーマウンテンを拝めない人もけっこういます
山登りが辛すぎて(笑)
ご高齢の方や運動不足により肺活量の少ない方が、余裕ぶっこいてツアーに参加すると痛い目にあう(^^)/
僕が参加した日もツアー参加者の1割はギブアップしてましたね(^^)
ただ、馬の貸出しサービスなんかもあり、馬の手綱を引くペルー人がツアー参加者と一緒に歩き、ツアー参加者が疲れて「もう無理だ」といったときに「馬、貸すけど乗るかい?」って声をかけるんです
どうしても登りたい人は3000円くらい支払って乗馬して登ることができます
ちなみに馬は3頭くらいしかいないので早い者勝ちです(*’▽’)
体力に自信のない人は早めに馬に乗っちゃうのが良いかも!
圧倒的な肺活量と筋肉を誇る馬は「ブッフォン!ブッフォン」と言いながら、歩みを止めることなく登ってくれます(^^)
手綱を引くペルー人もさすがだなぁと思いましたけど(笑)
まとめ
下山です
あとはひたすら、来た道を戻る
下りはうってかわって軽快に歩くことができます
足に翼が生えるとはこういうことか!(*’▽’)ってくらい
無事登山を終えた僕からのアドバイスとしては、景色は復路で楽しむべきということ
往路は歩く、登る、進むことに体力、精神力、集中力の全てを注ぎ込みましょう!
復路は疲れませんからね
辛いことは先に。楽しいことは後に。夏休みの宿題と一緒です(^^)/
おしっこ漏れそう、、、
ということでペルー版の簡易トイレで済ませます
トイレの中、かなり汚いです(笑)こんな高地だと仕方ないですが、、、
中の様子。実は写真に収めていたのですが、あまりにも汚すぎてこれは放送事故になると思い、割愛させていただきます(笑)
それくらい汚いんだぁと思って、想像を膨らませてくださいね(^^)
はい!
そんなこんなでバスに戻ったのが11:30
バスは12時過ぎに出発する予定なので、良い頃合い
クスコの到着は午後4時を予定しています
なのでツアーの合計は13時間ってところです(^^)
う~ん、やっぱり南米のツアーはどのツアーに参加しても1日ツアーになってしまうなぁ、、、
まぁ、でもマチュピチュ観光は移動時間だけで10時間超えちゃいますし、ツアー合計時間が13時間なら普通か!
長距離バスもそうですが、南米にいると日本人の時間に急ぐという感覚がなくなてくるので、心が穏やかになってくる感じがします(*’▽’)
うむ。この穏やかさを忘れないようにしよう、、、
ということで、レインボーマウンテンに登ってみたお話
ここらで終幕です!
どうやらレインボーマウンテンは中国にもあるそうですね
逆に言えばペルーと中国、この2ヶ国でしか見れないそうです(^^)
今度は中国に行ってみようかな!
なんて思いながら執筆終了です(*’▽’)
次回は『クスコ』滞在3話目、ペルーのお祭り事情をお届けします!
お楽しみに~(^^)/
それでは!