【宝珠山・立石寺】閑さ漂う山寺で、1070の石段と五大堂からの絶景を巡る旅

宝珠山立石寺の五大堂の風景 山形県

 

東北ドライブ2週間の旅。最終観光地です。今夜仙台に戻り、明日バスでさいたまに戻ります

仙台→磊々峡→秋保大滝→二口渓谷→立石寺(山寺)→蔵王温泉→仙台

今日は大忙しです

ってことで立石寺の旅行記を綴ります

 

基本情報

正式名称は宝珠山阿所川院立石寺。通称『山寺』。山形市から東に15km。蔵王国定公園に位置。

860年に天台宗、慈覚大師円仁が開山。現存最古のブナ財建築物『根本中堂』をはじめ、最高峰の奥之院、ふもとを一望できる五大堂、現在も僧侶の修業の場となっている釈迦が峰など、山間の複雑な地形の中にお堂や祠が点在する。

夜間参拝できる夜行念仏、こけし雪だるま祭り、かがり火芋煮会など年間行事も豊富。松尾芭蕉ゆかりの地でもあり、奥の細道「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の出生地。

1950年には、参拝客に楽しく参拝を楽しんでもらおうと巨大滑り台が設置されていたが、角度30の傾斜がもたらす加速により火傷など負傷する参拝客が多く、1970年に廃棄。危険ではあったがジェットコースターのない時代。かなり人気の滑り台だったとのこと。

公式サイト宝珠山 立石寺

 

立石寺

門前街から参道へ

仙台から秋保、二口渓谷を経て2時間。ようやく着きました。山寺

お分かりでしょうか。正面の山。頂上付近に御堂らしきものが見えます。門前街を通り、あそこを目指します

立谷川に架かる真っ赤な橋。ここを渡ると門前街です。味のある古民家と土産屋が連なります

ちなみにこの立谷川の水がキレイすぎる。なのでちょっと寄り道。こんなチョロチョロした川なのにヤマメとかイワナとかたくさん泳いでる。15分くらい川遊びしてました。キレイな川、好きです。はい

門前街のようす

やはり芋煮が名物らしいですね。芋煮そば、芋煮鍋の食事処がいっぱい。一方でお土産屋では必ずといっていいほど、さくらんぼソフトが売られています。さすが山形、さくらんぼゴリ推しです

立石寺参道はこの階段を上がった先。石柱に山寺と書いてあります

この階段の前に土産屋があって、そこの主人に「そこの階段を上れば、タツイシデラですか?」と聞いたら、「そうだよ。上った先がリッシャクジだ」と言われました。リッシャクの語調を強めながら

立石と書いてタツイシさんという知り合いがいたのでね。見事に誤読。リッシャクと読むんですね。参拝前に知れて良かった

さて。階段を上った先。大きな御堂が見えてきました。立石寺本堂『根本中堂』です

ブナでできているため白みのある外観をしています。カラフルな仏旗とのコントラストが特徴的な御堂

本堂から左に少し進みます。宝物館があったり。鐘楼があったり。松尾芭蕉像があったり

そしてその先、、、

山門があります。ここから宝珠山を登ることができるのです

登山口と書かれていますね。もはや参拝ではなく登山。それだけ気を引き締めて登れということでしょうか

参拝料?入山料?登山料?とりあえず300円支払って山門をくぐります

 

1050段の往路

マップです。奥之院を目指します。ご覧の通り、ひたすら階段。階段、階段、階段の連続

山寺の公式サイトを訪れると、キャッチフレーズに『登らなければ味わえない感動が、そこにあります。』とあります。「感動のために頑張れ!」というエールに聞こえますね。ぼくは好きです。このキャッチフレーズ

さて。登山スタート

この石段、なんと1050段もあるとのこと。こんな杉林の中歩く歩く。ひたすら歩く。登り始めて10分で納得します。これは参拝ではありませんね。登山ですわ。キツイ。あと階段が急すぎて危険

もちろんエレベーターもケーブルカーもロープウェイもありません。自分の足で1歩づつ。途中でギブアップして引き返す老夫婦がたくさんいます

道の険しさに似つかず、あたりは神聖な雰囲気。息は切れているのに心穏やか。なんとも不思議な心持ちです

笠岩、四寸道、御休石、せみ塚、百丈岩。道中さまざまな珍スポットが。中でも気になったのが、こちらの弥陀洞。雨水の浸食で削られた複雑奇怪な岩石です

「仏の姿に見えると幸福が訪れる」と言われているようですが、正直、小銭ににしか目がいきません

右上の写真。下から覗き込んだアングルです。「よく落ちないな」と感心してしまいます

さて。登り始めて20分。ようやく宝珠山頂上付近に到着。仁王門が目印です

写真からも分かるでしょう。どれだけ急な石段かということを。ホント修行してる気分です。ええ

この門を見るいなや安堵する登山客がたくさん。みんな「あと一息だ」と声を掛け合い、力を振り絞ります

 

山頂付近

ようやく着きました。山頂です

よくもまぁこんな場所にお寺を建てようと思ったものです。わずかに凹んだ山の谷間に小さな道が敷かれ、御堂が点在しています

「忍びの里ってこんな感じなんだろうな」なんて思います

地形が複雑なため、あたりはとても立体的な景観。探検してるみたいでワクワク

人の流れにしたがって歩いているとふもとを一望できる場所にでました

こちら、五大堂です

御堂は岩から乗りだして建てられている。まるで宙に浮いているような感じ

淵まで歩いていくと、、、

なるほど。良き眺め

門前街、対岸の集落、山寺駅なんかもはっきり。広々と見渡せます。ここまで登ってきて良かった。休憩がてら、しばらく鑑賞

 

奥の院到着。そして復路

宝珠山、そして山寺の最高峰。こちらが奥之院。旅の終着です

こちらには円仁が中国での修行の際、道中持ち歩いていたといわれる釈迦如来、多宝如来が祀られています

立派な御堂ですね。深山幽谷にこれだけ立派な御堂。先人の労を労います

奥の院の説明文の中に「石段を1歩1歩登ると煩悩が消滅する」という文言。知りませんでしたが、おそらく1歩1歩登れてこれたと思います。あんな急な石段を段飛ばして登れませんし

5円玉を投げて、ペコ、パンッパン、ペコ。2礼2拍手したあと。来た道を引き返します

なるほど。修行僧のみが入れる修行場もあるのですね。さすが現役の修行寺です

あった。あそこ。岩と岩にサンドイッチされてるような御堂が1つ

マップから察するに釈迦堂でしょう。断崖絶壁に張りつくように建っています。鳥取の三徳山三佛寺に負けず劣らずの辺鄙な立地です

下りは余裕をもって進めますね。往路では感じることのできなかった自然美を鑑賞しながら、スムーズに下りていきます

往路はパーッと登ることに専念して、下りは景観鑑賞に専念する。これがベスト

 

旅のまとめ

帰りは抜苦門をくぐって、立石寺を後にします。ここまでの所要時間は100分。縦に広いのでだいぶ時間かかるし、かなり疲れる。観光の際は秋保か蔵王に宿をとった方が良さそうです。疲れたあとの温泉は最高ですから

蔵王温泉の共同浴場の風景

ということで、ぼくもしっかり白濁の蔵王の湯に浸かりました。昔ながらの共同浴場で。限界まで疲弊した心身に活力が蘇ってきます。最高です

 

 

2週間にわたる東北旅もこれで終了
次は九州の上の方を2週間旅します

今回は以上です
それでは、また

 

p.s.
山形には冷やしシャンプーなるものがあるのですね。山寺の美容院に「冷やしシャンプー、はじめました」の暖簾がちらほら。気になります。次来たときに試します